筆者は東京都の激戦区とよばれるエリアで、二人の保育園申し込みを経験しています。
引っ越しによる転園などもしていて、見学は計40園ほど行きました。
そんななかで、同様に見学をしている猛者たちが数々の質問をしており、とってもタメになったのでこれから保育園見学をするパパママのお役に立てればと、激戦区の猛者たちから学んだ貴重なメモを公開します…!
見学について以外にも、保育園に入るための注意点という意味でいろいろとまとめておきます。
そもそも保育園見学って必要なの?
よく認可、無認可、認証と比較されることがありますが、そういった保育園の形態に関係なく、見学はした方がよいと思います。
▽実際に経験したこと
・無認可の保育園
無認可であるのにはきちんと理由があって、認可されないからというよりは幅広く柔軟に保育するためだった。
実際に預けてみても、散歩にたくさん連れて行ってくれたり、食事も遊びも問題なく、先生たちも生き生きとしていて問題なかった。
・認証
園庭がないだけで、保育中の接し方はとても丁寧。
ある程度躾もしてくださっていて、おかげできちんと片付けや挨拶ができるようになったと思う。
私立の認証保育園ということで預ける時間も公立の認可保育園より柔軟だった。
・認可A
保育士さんに活気がない、職員同士の連携が取れていない、園庭はあっても狭い、といったかたちで預けるのをやめようと思った。
・認可B
園庭が抜群に広く、とっても豊かに過ごせていた。食事もしっかりしていてぜひ預けたいと思った。
上記を見ていただいて分かるように、見学をしないと分からないことがあります。
ぜひ、保育園は見学をすることをオススメします。
保育園見学っていつ行くの?
①認可保育園
認可保育園は、申し込みの時期に間に合うように行ければOKです。
東京都の認可保育園の場合は、10月~12月に申し込み期間が設定されているところが多いようです。
あまりにギリギリだと見学の枠が空いていなかったり、もう見学をやっていないという園もあるので、9月などには予約しておくと安心でしょう。
我が家は心配症なので、一人目も二人目も夏の間に見学を済ませました。
②認可外(認証もしくは無認可)保育園
認可外の保育園(認証もしくは無認可)は個別で申し込みをします。
保育園によっては、申し込み先着順に入園ができるケースがあるので、認可以外は【早めに】見学することをオススメします。
この理由を、↓のスケジューリングのポイントでご紹介します。
保育園に受かるためのスケジューリングのポイント
激戦区では、加点なし(きょうだいがいない、そのほか加点要素がない)の状態で0歳や1歳の4月申し込みは絶望的なので、認可外に入れて加点を稼いで、次の4月で認可に入れる、というパターンがとっても多いです。
ただし、そうする場合に、そもそも認証保育園すら入れない、ということも多いです。
我が家は認証保育園に7~8月で見学に行きましたが、入園内定が先着順のところもあれば、抽選のところもありました。
先着順のところにたまたま早く見学に行きましたが、認可保育園の申し込みに間に合うように、とギリギリに見学に行っていたらだいぶ順番が後になっていたのではないかなと思います。
ということで、認証保育園での入園を目指す場合、まずは早めに見学をして、早めに申し込みをしたほうがいいでしょう。
★ポイント
・認可外に入れるとその後の認可保育園選考で加点になる(自治体により加点にならない場合もあり)
・4月入園で入園できなくても育休延長できるのか、4月迄には必ず入園しないとまずいのかによって認可外に年度途中で入れるか検討が必要
・認可外は先着順で決まっちゃうことがあるので認可外も希望するなら早めに見学がオススメ
保育園見学で聞くこと・チェックリスト
筆者が質問していたこと、筆者が見学で出会った猛者たちが聞いていたことをまとめています。
全部聞く必要なはく、必要だと思ったものを聞いてもらえたらというつもりでたくさん載せておきます。
必要に応じて活用してください!
日々の過ごし方・日常的な内容
・園庭の有無、散歩の有無・頻度
東京では園庭がない保育園も多いです。園庭がなくとも、散歩を頻繁にしていてむしろ遠くまで歩ける体力が付くなど、園庭がないメリットもあるので、散歩の頻度やスタンス(外遊びへの考え方など)を聞けるとよいです。
・ベビーカー、自転車、ヘルメット、抱っこ紐は置けるのか?
送りとお迎えを別々の人がする場合、朝抱っこ紐で行って保育園に置いて、帰りにその抱っこ紐を使う、などになります。
自転車も、置きっぱなしでOKのところから、駐輪場はあるけど置きっぱなしはNG(これが多い)、駐輪場もない、など様々でした。
ベビーカーが置けない保育園は聞いたことがないですが、一応確認したほうが良いかと思います。
・記名はどこまでするのか?特にオムツ
私の見学した公立の認可保育園では、オムツ1枚1枚に記名が必要でした。
認証など私立の保育園では、オムツは袋ごと持っていって、袋の外に名前を書けばOKでした。この点認証はとっても楽でした…!
・送り迎えの流れ
公立の認可保育園では各教室まで送り届けるのが一般的なように思いますが、私立の認証などでは園の中に入った玄関スペースで引き渡ししていました。玄関スペースで引き渡しだと、上着を脱がせたり、荷物をセットしたりなどは保育園がやってくれて、本当に「連れていくだけ」なのでめっちゃラクでした…!
・何時までに預けないとその日は預かってもらえない、などの決まりはないか?
ここまで具体的な話は私は質問したことありません。が、一部の保護者にとっては結構重要みたいですね。(仕事の調整がききにくいなど)
保育士さんの様子
・服装
清潔感があるか?TOPに合った服装か?
これは見学で実際に見てみないとわかりませんのでぜひ確認を。
清潔感があってきちんとした服装の園もあれば、本人に任せていてヨレヨレのTシャツを着ている園など様々でした。
個人的には、できれば清潔感のあるところに預けたいと思います。
・活気、やる気があるか
他の子供と接している様子をできれば見れると良いです。
心から楽しんでやっている人と、やらされてる・いやいややってる人は結構違いが分かったりします。
子供の目線にあわせてしゃがんでくれる保育士さんもいれは、腰に手を当ててダルそうに相手をしている保育士さんもいます。
掲示物
掲示物によって入園を決めることはないですが、どんな感じかは見ておくとよいです。
園によっては、最新のトピックスには「NEW!」と分かりやすく目印がついているところもあれば、どの掲示物がいつのものか分からないごちゃごちゃした掲示板になっているところも。
保護者は掲示板で最新の情報を短時間で確認しないといけないので、掲示板が分かりにくいとかなりストレスです。
配布物
当日配布資料があった場合は、どんな資料か見ておくと今後のイメージがつきます。
私立だと独自でフルカラーで作っていて見やすかったりします。公立でも、職員さんが分かりやすくまとめていることもあります。
一方で、量は多いけどよくわからない、というような資料もたまにあります。。
園の特色
・お泊り保育はある?そのほかどんな行事がある?
コロナで行事が減っている近年ではありますが、年中行事を聞いておくとその園の特色も分かります。
・英語教育など、独自のカリキュラムがあるか?
私立のところだと、英語教育や運動教室など独自のカリキュラムを設けている園もあります。どこの園に申し込むか悩んだときに、こういった独自の特色で申し込み順位を上にすることはあると思うので、聞いておくとよいです。
・異年齢の交流はあるのか?
異年齢交流は、ないよりはあった方がいいと考えているので聞いていました。
食事
・食事は園内で手作りしているか?食事への拘りは?
無認可だと園内で手作りしていないケースもあったりするらしいです。拘っている園だと、日頃から食育に力を入れてくれています。ここはピンキリな印象。
・お迎えが遅くなる際の補食はあるか?
このあたりはパンフレットなどに記載されているケースが多いですが、補食の内容を聞いてみるとイメージしやすいです。補食と言ってもおやつ的なものから、うどんやおにぎりなど食事に近いものを出してくれる園など様々です。
・アレルギー対応
お子さんにアレルギーがある場合は、具体的にどんな対応になるのか聞いておいた方がよいです。ここも園によって対応が様々で、事前にイメージできていると良いみたいです。(我が家は幸い今のところアレルギーはありませんが、知り合いからは「アレルギー対応してるという話だったけど入園してみたらひどかった」という話を聞いていたりします)
ほか、思い出したことがあれば随時追記していきます。
見学はなんとなく行く、だともったいないので、保育園に入園したらどうなるか、というイメージができるよう質問してみてください。
まとめ
保育園の申し込みに向けて、見学を予約するだけでも大変ですね…!
今後見学をするパパママのお役に立てていると嬉しいです。